フローレスからベリーズシティまでバス移動!陸路で国境越え!

マヤ文明最大の遺跡であるティカル遺跡の観光を終え、ベリーズシティへ移動します。

その移動中に、悲しい事件が起きていたことに気付いてしまったのです……。

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朝5時、僕が泊まっていた「Hotel Pinita」を経営しているSan Juan社という旅行会社のミニバスでベリーズシティへ。フローレスからベリーズシティまでは約5時間で、料金は100ケツァール(約1400円)でした。

昨日お世話になったティカル遺跡のツアーもこちらの旅行会社のものでした。

 

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フローレスを出発して1時間くらい過ぎた頃、人気のない場所でバスが停まりました。出発してからバスの中には僕一人だけだったので、そのままベリーズシティまで一人で行けるのだと思っていたのですが、ここでアメリカ人の青年が乗り込んできました。彼は一体どこからやってきて、どうしてこのバスに乗ることができたのでしょうか。

 

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国境に到着。

旅ではよくあることなんですが、国境ではバスから一歩外に出ると、両替のおっさんたちが待ち構えていたりします。いつもは厄介でしかないおっさんたちですが、ベリーズのお金を全く持っていなかったので少しだけ両替をしておこう。そう思い、お腹に忍ばせてあるポーチから米ドルを取りだすと、お金はなぜかくしゃくしゃになっていました。

僕は一応A型ということもあり、それなりに綺麗にしまう習慣が身についているのですが、なぜかお札がくしゃくしゃに押し込まれていたのです。もしかしたら誰かにポーチを物色されたかもしれないという不安が僕の頭をよぎります。

昨日、ベリーズ行きのバスやティカル遺跡ツアーにお金を使いました。その時点で、ポーチに残っていたお金は85ドルでした。これは何度も確認していたことなので紛れもない事実。しかし、手元にあるのはくしゃくしゃに丸まった45ドルだけ。これもまた事実なのです。

昨日からずっと僕はこのポーチを身につけていました。ティカル遺跡を観光したときも肌身離さず身につけていました。では、いつ取られたのでしょうか?

考えられるのは、シャワーを浴びていた時しかありません。安い宿だったこともあり、シャワーは部屋の外にありました。ドミトリーに宿泊するときには、必ずシャワーを浴びるときにもポーチを持っていくことにしているのですが、シングル(一人部屋)だったこともあり、ポーチを部屋に置いてシャワーを浴びに行ってしまったのです。

もちろん部屋の鍵はかけていました。パソコンなど貴重品も置いていたので、部屋を出るときには必ず鍵がしまっていることを確認していました。窓もありましたが、鉄格子がついていたので外から入ることは不可能でした。

つまり、合鍵を持っていたであろうホテルの人しか、僕のポーチからお金を盗むことができない状況だったのです。というか、僕以外に宿泊客はいませんでした。

 

ホテルの人はとても親切でした。40ケツァール(約550円)と激安だったので、汚いし、Wi-Fiないし、なんなら部屋にコンセントもないひどい宿でしたが、従業員だけは親切でした。部屋では充電ができないので、iPhoneやパソコンをフロントで充電してくれましたし、充電している間、ロビーで待つ僕に扇風機を貸してくれました。早朝にチェックインもさせてくれましたし、スーパーの場所も丁寧に教えてくれました。

安いけど親切な従業員が働く「Hotel Pinta」のことを、僕はオススメ宿としてブログで紹介しようと思っていたのです。しかし、こんな形でブログに書くことになってしまいました。

 

そのポーチには現金以外にも、パスポートやクレジットカード、国際キャッシュカードが入っていましたが、それらは盗まれませんでした。もちろんパソコンやカメラ、iPhoneも盗まれていません。また、85ドル入っていたのに40ドルしか取らなかったことから、もしかしたら彼らにも少しは人の心が残っていたのでしょうか??

いや、パソコンなどを盗んだらすぐにバレてしまうし、大金やパスポートを盗んだら、国境から戻ってくると考えたからに違いありません。やつらは悪魔に魂を売った、ただの金の亡者なのです。

僕にとって唯一救いだったのは、亡き祖父から貰った一万円札が無事だったこと。僕にとってその一万円札は一万円以上の価値があり、非常事態のときに使うお守りとして旅には欠かさずに持ってきているものなのです。もしそれが取られていたら、国境からフローレスまで戻っていたでしょう。絶対に返ってこないとわかっていたとしても。

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グアテマラ出国時に45ケツァール(約6ドル)の支払いを求められると聞いていたのですが、なぜか払わずに済ました。理由はわかりません。

40ドル盗まれたけど、ここで6ドル得したので、34ドル盗まれたと考えることにして、気休め程度ではありますが自分の心を落ち着かせることにしました。

 

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最近までベリーズ入国にはビザが必要だったそうなのですが、現在は90日までの滞在であればビザ無しで入国できます。なので、イミグレは簡単に通過することができました。

アメリカ人の青年はフルーツの持ち込みで引っかかっていましたが、食べてから出てくると言うので、一人外で待つことに。外に出ると早速怪しげなタクシードライバーが話しかけてきました。

「何人で移動してきたの?」

もっと他にも話の切り口がある中で、いきなりこんな質問してくるあたりがビジネス臭漂っていて悪い印象しか与えてきません。精神的に疲れていたので無視をしていると、再び同じことを聞いてきました。しつこそうなねちっこい顔をしていたので、しょうがなく人数を教えると、

「2人だけならバスは引き返していったよ。」

と、タクシードライバー。そんなことはありえないと思いつつも、バスが来ているかどうかを確認してみると、たしかに見当たりません。そいつ曰く、これがフローレスの旅行会社の常套手段なんだとか。

お金を盗まれた後だっただけに、あの旅行会社ならやりかねないなと。おっさんの話もまんざらでもないと思ってしまう自分。でも、これ以上無駄な出費を避けたいので、タクシーなんて乗ってられない状況……。ちょうどそこへフルーツを食べ終えたアメリカ人の青年がやってきました。

 

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そして二人で話し合った結果、少し様子を見てみることにしました。というのも、僕らは5時発のベリーズ行きのバスに乗ってきたのですが、7時発のバスもあったのです。だから、そのバスを待ってみて、それでもダメだったらタクシーに乗ろうじゃないかと。

そういうことで、タコスを食べて待つことに。一つ1ベリーズドル(約52円)と安かったけど、色々あって疲れていたので一つだけ注文しました。

そんな僕の横で、先ほどフルーツを食べ終えたばかりの青年はタコスを6個注文していました。本当に外国人ってどんな状況でもブレませんよね。たくましいです。この人と一緒なら、どんな困難でも乗り越えられるような気がしました。

 

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タコスを食べ終え、のんびり旅の話をしていると、見覚えのあるバスが僕らの目の前に。タクシードライバーの話を完全に信じこんでいただけに、予想外の事態に少し驚きました。国境で何をしていたのかわかりませんが、僕らがイミグレを通過してから30分後に、バスはヒーローの如く遅れてやってきたのです。

この瞬間、あのタクシードライバーが嘘をついていたことが発覚したので、文句の一つでも言いに行ってやろうかなとも思いましたが、疲れたのでやめました。文句言っても意味ないですしね。まずいことが起こると、すぐにしらばっくれそうな顔してましたし。ただ、何もしないままではこれから先も日本人旅行者が舐められるんじゃないかと思ったので、持てる全ての力を振り絞り、彼にバチが当たるように祈りました。

もしベリーズ〜グアテマラ間の国境を越える予定の方は、嘘つきのタクシードライバーがいるかもしれないので気をつけてください。

 

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グアテマラには3ヶ月住んでいましたが、一度も嫌な思いをすることはありませんでした。しかし、最後の最後で嫌な思い出が二つもできてしまい、僕の中でのグアテマラという国の評価がダダ下がりしました。

国の印象というのは、街並みや国民性、文化や食べ物なども大きく影響していると思いますが、一番はその国で自分に何が起こったかだと僕は思っています。

だからイタリアという歴史ある人気の観光大国ですら、僕にとってはあまり良い印象のある国ではないのです。

 

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ベリーズシティには11時半に到着。予定よりも1時間半遅れでしたが、午前中に着けたのでよかったです。このままキー・カーカーというカリブ海に浮かぶ島へ移動するのですが、それについては次の記事で話したいと思います。

 

ティカル遺跡へ行く予定のある方、Hotel Pinita「国境のタクシー」には気を付けてください。

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