ナスカの地上絵はなぜ消えない?謎多き場所でケンカした話。

昔からテレビでよく見ていたナスカの地上絵を肉眼で拝める日が来るなんて。そして、そんな記念すべき日にケンカするなんて…。今日の記事はかなり長めです。

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朝8時、時間通り宿まで迎えがきて、空港へと向かいました。ナスカにはいくつかの航空会社があるのですが、僕が乗ったのは「AeroParacas」という会社。まだ新しい会社のようです。ここで体重を測り、カバンを預けて出発です。

 

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ルートはクジラから順番に回っていきます。一番楽しみにしていたハチドリは6番目。今日までその存在すら知りませんでしたが、コンドルもなかなかカッコいいです。

 

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僕が乗るセスナ。カッコいいですね。

 

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操縦してくれたのは女性パイロットのキャンディーさん。キャンディーさんは副操縦士。機長は左の方です。

 

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キャンディーさん、シートベルトし忘れているよ…。

 

離陸するときの動画。この飛行機は200mの高さを飛んでいると言っていたような気がします。スペイン語での解説だったので、間違っている可能性が高いですけど。

 

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ついに肉眼で地上絵を見ることができました。普段はあんまり感動とかしないんですけど、この時はちょっと感動しちゃいました。

これは宇宙飛行士。岩の上に描かれています。

 

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猿。肉眼だとよく見えたのですが、写真だとわかりにくいですね。

そういえばナスカの地上絵ってGoogle MAPで見ることができると聞きました。僕は見ていませんが、お時間のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

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ハチドリ。これを見つけた瞬間は興奮しましたね。本当にナスカの地上絵を見てるんだって。

ただ、思っていたよりも小さかったです。

 

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ナスカの地上絵は紀元前2世紀から6世紀の間に描かれたと言われています。2000年くらい前に描かれたのに、よく消えないなって思いますよね。現在は保護されているのですが、地上絵が発見されたのは1939年でして、つまり2000年以上放置されてきた可能性だってあるということになります。線の幅はたったの30~60cmしかないみたいですし、よく消えずに残っていたなと感心してしまいます。

なぜ消えずに残っていたのか?一番有力な説とされているのは、降水量の少ない場所だったからというもの。しかし、最近ではエルニーニョ現象の影響で降水量が増え、絵が侵食されてきているんだとか。保護されているとはいえ、安心はできない状況なのかもしれません。見に行くなら今しかありませんよ、って煽ってみたり。マチュピチュにも似たような噂がありましたよね。閉鎖されるっていう。

 

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でも、あの噂は絶対に嘘だと思います。だって、マチュピチュのおかげでペルーはかなりの外貨を稼いでいるはずなので。すべてがボッタクリってくらいの値段してましたから。マチュピチュ辞めたらペルーの経済的損失は計り知れませんよ。

マチュピチュ閉鎖するする詐欺は、できるだけ多くの人に足を運んでもらおうと企てたペルー政府の戦略なんじゃないかって。

同様にナスカの地上絵も無くならないでしょう。無くせないです。消えてしまったとしてもペルー政府がそれっぽい似たようなものを描いてくれるはずです。

 

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どうでもいい話はさて置き、あっという間にフライトも終盤に。コンドルもちょっと薄かったですけど、やっぱりカッコ良かったです。

セスナに乗っていた時間はたったの30分しかありませんでしたが、全部で12個の地上絵を見ることができました。中でもハチドリを見た時の興奮は格別で、少し料金が高かったのですが思い切って飛行機に乗ってみてよかったです。

ペルーを旅していてもナスカを飛ばす人がたくさんいますが、個人的にはワカチナよりもおすすめです。

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フライトを終えて午前10時には宿に戻ってきました。本当にあっという間でしたね。

朝食が付いているのかどうかを受付のおばさんに聞いてみたところ、「鍵を見せて」と言ってきたので見せたら、「そこに座ってて」と。どうやら朝食が付いている部屋だったようです。まあ1600円の部屋ですからね。朝食くらい付いていて当然でしょう。

パン3個(1個カビが生えていた)にジュースとコーヒー。いろんな理由から一日一食生活を強いられている身としては、朝食込みの宿は大変ありがたいものなんです。ありがたすぎて、カビの生えたパンですらいただいてしまったほど。

お腹壊すんじゃないか怯えつつ、コーヒーをすすっていると、急におばさんが僕に向かって怒鳴ってきました。

「あんたの部屋には朝食付いてないんだから、5ソル払え!」

と。いきなりキレ始めたおばさん。まったく意味がわかりません。僕は朝食が付いているかどうかを聞いて、鍵を見せただけですから。間違えたのはおばさんの方じゃないの?

僕も30年ほど生きてきましたので、これまで数々のヒステリックな人間に会ってきましたが、彼女のヒステリックレベルはまさに神の領域。もはや従業員ですら手もつけられない状態。

ここから僕とおばさんの戦いが始まったのでした。

僕としてはカビの生えたパンにジュースとコーヒーに5ソルなんて払いたくありません。そもそも5ソル支払うくらいならカビパンを食べてなかったわけですから。一日一食生活してるけど毎日美味しいご飯(主にチャーハン)食べるようにしてるし、それだけで生きていけるし。誰が嬉しくて5ソルも払ってカビ食うんだっつーの。

そんな僕の言い分を完全に無視し「5ソル払え!」と主張するおばさん。だんだんこっちもムカついて、意地になってきて、絶対に払わないと主張。それを見かねた宿のお客さんが間に入ってくる始末。

結局、僕が3ソルを支払うことで戦いは一時収束したのでした。本当はあっちのミスなんだから1ソルすら支払いたくなかったのに、関係ない人をこれ以上巻き込めないと思い、泣く泣く3ソルを支払うことにしたのです。

 

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12時にチェックアウトをした後、夕方までカフェでのんびりしていました。パソコンかちゃかちゃしてました。

この日は夜行バスでクスコへ向かう予定だったので、シャワーを浴びるために一度宿に戻ることに。これも100ドルのツアーに申し込んだときの契約にあったものなので。あまり詳しくないけど詳しくはこちら

宿に戻ると、天敵であるおばさんが受付に座っていました。本当は顔も見たくない相手ですが、シャワーを浴びるためには仕方ありません。笑顔で

「シャワーを使わせてください」

とお願いしました。すると、

「シャワーはない(No hay ducha)」

と言ってきたのです。その一言でおばさんの怒りがまだ収まっていないことを確信した僕。夜行バスに乗る前にシャワーだけは浴びたかったので、低姿勢で何度もお願いするも無視。どんなにお願いしても「シャワーはない」の一点張り。終いには、謎に数字を数え始め僕のことを完全に無視する始末。

こっちだってお金を払ってるわけだし絶対に引けないところ。勝手に使ってやろうと思い、宿の奥に入っていきました。おばさんも負けじと追いかけてきて、「シャワーはない」と阻止してくるのです。昨夜ここに泊まっていた僕に対して「シャワーはない」なんて嘘が通用するわけないのに。

その後も何度も何度もお願いをしてみたのですが、頑なに拒むおばさん。その姿勢に僕は限界を感じてしまいました。これでは埒が明かない。

そこで思いついたのが、宿の目の前にあるアルマス広場にいる警察に助けてもらうという作戦。これは明らかに相手の方が契約違反しているはずだから、警察も助けてくれるかもしれない。

本当はシャワーなんて諦めちゃえば楽だったんですけど、カビ食わされた挙句、3ソル取られたことがどうしても許せなかったので最後まで戦うことにしました。

とりあえず、下手くそなスペイン語を駆使して、これまでの経緯をすべて警察に話してみました。警察もなんとか理解をしてくれたみたいで「それはいかん!」てきなことを言ってくれました。なんだか兄弟にいじわるされて、親にチクる子供のような、ズルをしているような心境になりましたが、絶対に負けられない戦いがそこにあったのでしょうがなかったんです。

僕が警察を取り込もうとしているのはおばさんにも見えていたようで、早々に手下を送りこんできました。その手下はこんなことを言っていました。

「彼女(おばさん)は勘違いをしていたみたい」

 

嘘つけ!こっちは何度も説明したし。理解した上で「シャワーはない」って言ってたくせに。おばさんは朝食の件を根に持ってシャワー浴びさせなかっただけ。そもそも何を勘違いすることがあるのか。

僕が警察に相談しているのを見て、慌ててシャワーを使わせようとしているだけでしょ。ガキみたいな奴の考えることは大体わかる。なぜなら自分もガキだから。

怒りの収まらない僕に見かねたおばさん、今度は自ら広場にやってきて、

「シャワー浴びていいよ」

と、ふてくされた顔をしながら言ってきたのです。

いや、僕の中ではもはやシャワー浴びれる浴びれないの問題じゃなくなっているから。こっちは朝からカビ食わされて払いたくもない金を払わされてムカついてたのに、シャワーがないっていう子供のいじめみたいなことされて、頭きてんだよ。

ぞろぞろと集まってきた周りのナスカ市民たちは「シャワー浴びれるって。お金払わなくていいって。よかったね」とか言ってなんとか僕の怒りを抑えようとしてくれてるんですけど、僕の怒りは収まりません。だって、お金を払わずにシャワー浴びれるのなんて当たり前のことだから。ってか、そもそもその分の金すでに払ってますからね。すると、

「じゃあ、あなたはどうしたいの?」

と、至極まっとうな質問をされてしまいました。たしかに。自分でもよくわからないかも。困り果てた挙句、絞り出した答えは、

「3ソル返して欲しい」

だったのでした。そう、この戦いはシャワーに始まったことじゃなくて、支払いたくもなかった金を取られたことが事の始まり。だから3ソル返してほしい。

今まで黙ってましたけど、3ソルって日本円にすると約100円なんです。たったの100円。でも僕が苛立っているのは金額の問題ではなく、払わなくてもいいはずのものを払わされたということに対して。おばさんに3ソル払うくらいならドブに捨てた方がマシ。返せ、僕の3ソル。ドブには捨てないけど。

シャワーを使うことは許したのに、3ソル返すことだけはどうしてもできないと言い張るおばさん。まさに意地と意地のぶつかり合い。付き合わされていた警察や周りの人々からしてみれば、単なる子供の喧嘩にしか見えないないだろうけど、僕とおばさんにとっては絶対に譲れない大切な何かがあったはずです。

 

その後もしばらくお互い一歩も譲らないが続いたのですが、結局、警察官が僕と一緒にホテルにきてくれて、「シャワー浴びるのを待ってるから浴びてきな」ってクールなことを言ってくれまして、もうこれ以上は警察に迷惑を掛けられないなと思い、3ソルを諦めてシャワーを浴びることにしました。

これにて僕とおばさんの戦いは終了。警察とはアルマス広場でお別れ。別れ際にたくさん謝られました。警察は1ミリも悪く無いのに。ボゴタでホームレスのおっさんに絡まれたときにソフィーとジジが謝ってきたことを思い出しました。

本当にいろんな人に迷惑を掛けてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、あのおばさんだけは本当に許せなかったのです。ということで、ナスカ観光をするときは「Hotel El Mirador de Nasca」にご注意ください。

 

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って、終わりと見せかけて、実は最後にもう一つ事件が残されていたのでした…

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