
スペインのカタルーニャ地方の中心都市であるバルセロナ。
バルセロナといえば「サッカーの街」として認識していましたが、実際に行ってみると「芸術の街」と呼ばれていてもおかしくないほど、個性的な建築物で溢れかえっていました。
マルセイユからバルセロナへ
夕方にマルセイユを出発して、 バルセロナ・サンツ駅に到着したのは23時頃。乗り換えの待ち時間込みで、移動時間は約7時間かかりました。
サンツ駅から地下鉄に乗り換えて、目星を付けていたホステルへと向かいます。
ホステルの近くには理解不能な建物があり、「これがバルセロナか」といきなり衝撃を受けました。
ホステルは12人部屋のドミトリーで一泊9ユーロと激安。名前は覚えていませんが、地下鉄のパセジ・ダ・グラシア駅のすぐ側にあるホステルです。
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昨夜見た建物は、アントニオ・ガウディの作品群の一つ、カサ・バトリョという建物でした。どうりで理解不能だったわけです。
これまで培ってきた建物の概念が覆されるかのような不思議な構造をしています。
カサ・バトリョの近くにはカサ・ミラという、とんでもないガウディの作品もあります。観光を開始してわずか20分も経たないうちに、僕はガウディの虜になってしまいました。
ディアゴナル駅から地下鉄に乗って旧市街のあるジャウマ・プリメ駅へ。
13世紀から15世紀に150年もの歳月をかけて建てられたカテドラル。残念ながら修復作業中でした。
カテドラルの中も作業用の足場が設置されてありましたが、落ち着ける空間となっていて居心地抜群でした。教会の中って穏やかな気持ちになれますよね。ついつい長居してしまいます。
カテドラルのすぐそばにある王の広場。たくさんの観光客で賑わっていました。
ガウディの作品のグエル邸。建築家のガウディのパトロンを務めていた実業家グエルの邸宅です。
バルセロナ港のシンボル、コロンブスの塔。一生懸命に指を差している方角には、コロンブスが発見した新大陸(アメリカ大陸)があります。
コロンブスは勇敢な探検家だと思っていましたが、インディアンに対してヒトラー並みの残虐な行為を行っていたということを知り、今ショックを受けています…
ドラサナス駅からサグラダファミリア駅へ。
アントニオ・ガウディ作品群の中で最も有名な建築物として知られている、サグラダ・ファミリア聖堂。実物やばいです。
サグラダファミリアの周りには行列ができていました。3月だったということもあり待ち時間は30分程度ですみましたが、夏の場合はその何倍も待つことになるのかもしれません。
受難のファザードと呼ばれる門。
建物の中は意味不明なくらい神秘的です。
こんな建物みたことありません。ドラゴンボールに出てきそうです。
受難のファザードの反対側にある生誕のファサードは、作りが細かすぎて訳が分からないことになっていました。
生誕のファサードの制作には、日本人彫刻家の外尾悦郎さんという方が携わっていたんだとか。同じ日本人として本当に誇らしいですね。
サグラダファミリアでは塔にも上ることができます。そこから見たバルセロナの街並み。
現在も工事が続くサグラダファミリア。
30年前には、着工から完成まで300年かかると言われていましたが、現在では半分の144年、2026年完成予定になっています。たった30年の間に技術が大きく進歩したのです。たしか3Dプリンタが関係しているという話をどこかで聞いたことがあったような…。
全てにおいて常識から逸脱しているサグラダファミリア。完成したら、もう一度訪れてみたい場所です。
この面が正面か裏面のどっちかだと思っていたんですけど、実は違いました。ご存じない方、この動画を見てください。
バルセロナの人も正面だと思っていたのか、両サイドは公園になっているのに対し、正面にはものすごい勢いで建物が軒を連れねちゃっています。
サグラダファミリアを拝みながらケンタッキーを食べました。
絶景を前に食したケンタッキーは、これまでの人生で食べたケンタッキーの中で2番目に美味しかったです。ちなみに1番美味しかったのは、1ヶ月の入院を経て退院したその足で食べに行ったときのケンタッキーです。
サグラダファミリア駅からガウディ作品のあるレセップス駅へ。
ガウディ作品のグエル公園。駅から公園までめちゃくちゃ坂を登りました。
入口にはお菓子の家のようなメルヘンな建物があります。
コジコジの世界に来てしまったかのような不思議な空間。
ガウディの感性ってすごいですね。一度も活動したことはありませんでしたが、大学時代美術部に所属していた身として、何か感じるものがあります。
陽気なおっさん。
100年前にアーモンドクラッシュポッキーのような柱を造っていたガウディ。当時はその奇抜すぎる才能はあまり受け入れられていなかったみたいです。
ここには86本の柱があり、上にある広場を支えています。この柱の中はパイプ構造になっていて、広場に降った雨がパイプをつたって下にある貯水槽に溜まる仕組みになっているのです。
天井は独特のタイル張りになっています。
上の広場から見た絶景。
ここからサグラダファミリアを見ることができます。
この日、マドリードを経由してポルトガルのリスボンへ夜行列車で向かいます。
ホステルに荷物を取りに行くついでに、最後のカサ・ミラ。正直これを見るだけでもバルセロナに来る価値ありです。
カサ・バトリョ。近くで見ても全く意味がわかりません。こんなものが普通に街中にあるんですよ。
これまでヨーロッパの数十都市を旅してきましたが、こんな不思議な感覚初めてです。ガウディの独特なセンスは100年経った現在も人々の心を魅了し続けます。
そういえば、バルセロナの街にロナウジーニョがいましたよ。最近見かけないと思ったら道端で小銭稼ぎしていました。
50日目:リスボン観光でまさかの詐欺事件!マドリードから寝台列車で移動〜
48日目:マルセイユ観光!ニースから鉄道で移動!治安が悪いらしいけど夜に到着。
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