
この旅、2度目のドイツにやってきました。ベルリンと言えばベルリンの壁が有名ですよね。むしろ他に何があるのかわかりません。
ということで、ドイツの首都ベルリン観光してきました。
ベルリンの壁の崩壊=東西冷戦の終結
というイメージからか、ちょっと戦争を感じさせる街並みを想像していたのですが、ベルリンは近代的でありながらも、長閑な街でした。
ベルリンの壁が崩壊したのが1989年なので、当たり前と言えば当たり前なんですけどね。むしろ、ベルリンほど有名な都市が未だに戦争を感じさせる街並みだとすれば、そっちの方が驚きかもしれません。
とは言え、戦争の悲惨さを伝えていくことはとても重要な事だと思います。ということで、第二次世界大戦で一部を破壊された教会(記念碑)を訪れてみることに。
記念碑ということは広島で言うところの原爆ドームのようなものでしょう。それなら日本人として訪れないわけにはいきません。その教会をこの目に焼き付けておかないと。
その教会の名は、カイザー・ヴィルヘルム記念教会。名前からして立派そうな予感です。早速、カイザー・ヴィルヘルム記念教会に行ってみると、、、
・・・!?
なんか想像していたものと違う。
この日、カイザー・ヴィルヘルム記念教会は改装工事の為、全身枠組足場のようなもので覆われていました。
せっかくですので、教会の写真をお借りしてきました。
(Photo by edwin.11 /Kaiser Wilhelm Gedachtniskirche)
破壊された屋根がそのまま残されています。まさにベルリンの原爆ドームです。戦争の悲惨さが伝わってきますね。
なんか見覚えのある光景…
このヨーロッパ鉄道の旅4日目に訪れたヴェルサイユ宮殿でした。
建物の感じといい、地面の作りといい、空の色といい、写真の撮り方といい、よく似ていますね。写真の撮り方に関しては、もはや僕の癖なのでしょう。
デンマーク、オーストリア、フランスに勝利した記念に建設されたティーアガルテンという戦勝記念塔。戦争関連のもの、意外とありますね。
ドイツ連邦議会議事堂。1999年に首都がベルリンに移された時に旧帝国議会議事堂を改修したものらしいです。
日本の国会議事堂とは違い、かなりオープンな作りになっています。
アテネのアクロポリスにあるパルテノン神殿の門をお手本にして作られたブランデンブルグ門。上に乗っているオブジェはナポレオンによって、一時フランスに持ち去られていたそうです。
門の上からあのオブジェを下ろし、フランスまで運んだという苦労を考えただけで、ナポレオン軍には頭が下がる思いです。
ロンドンみたいなバスが普通に走っていました。
ベルリン大聖堂。下の方に写っている人間を見ればわかると思いますが、想像以上に大きい建物です。ドームのてっぺんまで114mあるみたいです。
ベルリンの壁はアートと化していました 。もっと薄気味悪い壁を想像していたのに、完全にファッショナブルな現代アートと化していました。
で、この壁なんですけど、実は買うことができます。壁ごとではないですよ。小さい石ころサイズになって、もはやベルリンの壁かどうかわからないものがベルリンのお土産屋で普通に売られています。もちろん僕も一つ購入しました。
この壁一枚で東西に分けられていたのかと思って、こんな写真を収めていたのですが、ベルリンの壁は二重構造になっていたらしく、この壁の右か左にもう一枚壁があったということを、たった今知りました。
ベルリンの壁について面白い話を入手しましたので紹介しておきます。
その話とは、ギュンター・シャボウスキーという政治家の勘違いが、ベルリンの壁崩壊へと繋がったという話です。
崩壊前、もともと東ドイツでは国外への行き来の自由を求めるデモが起こっていました。そのため、政府は外国旅行に関する規制緩和することを決断します。その理由として、東ドイツではパスポートを持っている人が国民の25%ほどで、規制緩和したところで一気に人が流出することはない、と考えていたからでした。
しかし、これを記者会見で発表したシャボウスキーは、
「ベルリンの壁を含む全ての国境線から(東ドイツ国民は)出国できる」「直ちに実施される」
と、誤って発表してしまいます。この発言を聞いた何万人もの国民が直ちにベルリンの壁に殺到。これに圧倒された警備兵はゲートを開放してしまいました。
ちなみに、この事件が起こったのは1989年11月9日でしたが、物理的に壁が破壊され始めたのは11月10日だったそうです。
北朝鮮と韓国は現在も北と南に分かれていますが、僕が生きているうちに一つになる時がくるかもしれない、それも案外すんなりと仲良くなっちゃうんじゃないかっていう可能性を感じずにはいられない、そんな話でした。
世界が平和になるといいですね。
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