
パラグアイのエンカルナシオンという街でブラジルビザ申請してきました。エンカルナシオンにはおそらく観光名所はありませんが、ここにあるブラジル領事館ではビザを即日発行してくれるらしく、それだけの理由で多くの旅人がこの街に立ち寄っているのです。
ブラジルビザ値上げ…
7時にエンカルナシオン到着予定と聞いていたのですが、アルゼンチンのイミグレーションに到着したのは8時過ぎ。8時にはブラジル領事館に着いておきたかったのですが…。
というのも、この日は水曜日だったのですが、イースターとかいう一大イベントのおかげで木曜と金曜が祝日扱いに。土日を含めて4連休となってしまうため、この日を逃すとビザ申請をできるのが来週の月曜日になってしまうのです。
そして領事館が閉まるのは昼の12時…。
再びバスに乗ってパラグアイのイミグレへ。パラグアイのイミグレでは、バスの中におっさんが乗ってきてパスポートを回収しスタンプを押して戻ってきてくれる、という非常によく出来た制度をとっておりました。平常時なら感謝してもしきれないところなんですが、おっさんがパスポートを持ってきたときには既に10時を過ぎていたため、感謝なんてしている場合ではありませんでした。時間通りに着かないどころか、もう既に予定到着時刻から3時間以上も遅れています。領事館が閉まるまで、あと2時間しかありません。
エンカルナシオンの街は国境からすぐ近くの位置にありまして、10時15分にはなんとか到着することができました。
バスターミナルにあったATMでパラグアイのお金をおろし、ブラジル領事館へと急ぎます。
いろんな方のブログにも載っていますが、バスターミナルから領事館は目と鼻の先の距離にあります。あの白い建物がブラジル領事館なのです。
パラグアイらしさが1ミリも感じられない、どちらかと言えば中東らしさを感じさせる領事館。
普通ビザ申請って行列ができてたりして、申請するまでにめちゃくちゃ待たされたりするものじゃないですか。そういうことを考えながら急いで中に入っていったんですけど、中には僕以外に誰もいませんでした。おそらく僕が乗ってきたバスだけ、到着するのが異常に遅かったんだと思います。
ちょうどこの日の1週間ほど前にブラジルビザの料金が変わりました。2000円くらいだった申請料が11200円に値上げされたのです。なので現在は申請料520000グアラニー。
せっかく520000グアラニーという大金を支払ったので、ビザを受け取るまでの手順でも書き残しておきたいと思います。(2016年3月23日現在)
領事館のパソコンでも申請書を作成できるのですが、ネット環境が悪く、手こずる人が多いみたいなので、予めネット申請しておくとスムーズに手続きを済ませることができます。
このページから「Visa」の申請を進めていけば、5分ほどで完了します。
「⑥ Biometric Data and Scanned Documents」というページがわかり難かったのですが、「Photo and Other Biographic Data」には、パスポートと同じサインと証明写真の画像を、「Scanned Documents」にはパスポートの画像をそれぞれアップロードしたら大丈夫でした。ここで証明写真をアップしておいたことで、領事館での申請時に証明写真の提出を求められることはありませんでした。
領事館で必要だったものは、申請書に書かれているApplication Number、パスポート、クレジットカード、ブラジルを出国する航空券or日本に帰国する航空券、そして、520000グアラニー。航空券は領事館のWi-Fiを使って、領事館のメールアドレスにEチケットを送るようにと言われました。
ビザを受け取るまでの時間ですが、、、なんと、たったの30分で受け取ることができました!
早くても3時間と聞いていたので、逆に心配になってしまうほど短時間でブラジルビザを貰うことができました。たぶん値上げしたことにより、領事館の人たちの士気が高まったのでしょう。それか単なる気まぐれだったのか。とにかく無事にビザを取得することができてよかったです。
エンカルナシオンからプエルト・イグアスへ!
この日のうちにアルゼンチンのプエルト・イグアスまで行く予定だったので、まずは国境の街シウダー・デル・エステ行きのバスにのりました。
シウダー・デル・エステ行きはいろんな会社のバスがあるみたいで、バス停ではおっさんたちからの勧誘が半端なかったです。
どこも似たような値段だったのですが、割引をしてくれたこちらのバスに乗ることにしました。料金は45000グアラニー(約900円)。
ほとんど客が乗っていないバスに揺られながら、シウダー・デル・エステへ。終始、長閑な景色が続いていました。
4時間で到着すると聞いていたバスは、1時間半も遅れて17時にシウダー・デル・エステに到着。
バスターミナルでプエルト・イグアス行きのバスに乗り換え、アルゼンチンへ再び入国します。
アルゼンチンのイミグレでは乗客全員がバスを降りなければならないのですが、パラグアイのイミグレでは地元の人たちは降りないみたいです。なので、予めバスの運転手に頼んでおき、パラグアイのイミグレで降ろしてもらう必要があります。そして出国スタンプを押してもらい、再びバスに乗ってアルゼンチンへと向かいます。面倒くさいことこの上ないですね。
バスの半券があれば次のバス(同じ会社のみ)に無料で乗せてもらえるので、半券は捨てないように。
水曜日と土曜日はブラジルからの買い物客が殺到するため、国境付近は渋滞になると聞いていましたが、その噂は事実だったみたいです。
そしてこの渋滞のおかげで、パラグアイのイミグレ少し手前で降ろしてもらい、走ってイミグレまで行き出国手続きを済ませ、再び同じバスに乗ることができました。いつ来るのかわからない次のバスを待たずにすんだので助かりました。
実はですね、パラグアイの国境を越えたすぐ先にアルゼンチンのイミグレがあるわけではありません。ブラジルを通って、アルゼンチンへと入っていくのです。それなのにブラジルのイミグレには行くことはありませんでした。不法入国?という形でブラジルに初上陸してしまったのでした。
午後6時過ぎ、真っ暗になる前にプエルト・イグアスに到着。
プエルト・イグアスの治安は良い方だと聞いていましたが、パソコンなどの貴重品を含む全ての荷物を持って夜道を歩くのはちょっと怖いのでよかったです。
バスターミナルのすぐ近くにある「Hostel IGUAZA FALLS」に泊まることに。ドミトリーで一泊170ペソ(約1300円)。
朝食付いてるし、キッチンもあったし、Wi-Fiもあったので、まあ悪くはなかったのですが、この部屋にめちゃくちゃ臭い外国人が泊まっていたことだけが残念でした。吐きそうなくらい芳ばしい臭いを嗅ぎつつ、長い一日を終えた僕は眠りにつきました。
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