
ヨーロッパ鉄道の旅16日目になりました。 この日はキルナから約25時間かけてフィンランドの首都ヘルシンキへと向かいます。
25時間もかけて移動するのに、インターレイルパスの追加料金は、たったの5ユーロという、貧乏バックパッカーの財布にはとても優しい移動となりました。
朝5時37分の電車に乗るプランにしたために、寝る前は不安しかありませんでした。何時に起きればいいんだ!という話ですからね。まあ、これを逃したからといって、オーロラの他に何もない街キルナにもう一泊しないといけないとかいう罰ゲーム的なことになるわけでもないのですが。やっぱり予定通り旅をするのが男のロマンってもんじゃないですか。
以前、旅をすると規則正しい生活になるとは言いましたけど、早起きは早起きでも朝5時とかは論外ですので。そんな早起きはむしろ不規則ですし、健康を害します。
ロマンなんかのために朝5時前に起きることが果たして僕にできるのか…
結果、その絶妙な緊張感が功を奏し、無事に電車に乗ることができました。
外は完全に真っ暗だったんですけど、意外にも大勢の人が電車に乗っていたことに驚きました。
3日間滞在したキルナ。雲一つ見ることもなく毎日快晴だったお陰で毎日オーロラを観ることができました。すっごく幸せな3日間でした、、、、が、もう一生来ることはないでしょう。(でも、オーロラを観たい方にはお勧めです。)
この日の移動ルートはこんな感じで、左上の方にあるキルナから南下してヘルシンキまで行きます。アルファベットの地名は乗り換えの場所です。
これはトーマスクックというヨーロッパ鉄道の旅で必須の時刻表を撮影したもの。
Kiruna(キルナ)を5時37分に出発してLuleaに9時16分に到着するということです。(右側は関係ありません。あんなに遅い時間に出発しようとしたわけではありませんので。汗)
白銀世界っていちいち絵になるんですけど、この移動中に撮った写真はたったの3枚しかありませんでした。
写真に残すよりも脳内に焼き付けてる自分がかっこいいと思っていたのかもしれませんが、今となっては全く記憶に残ってないので写真に残しておけばよかったなと後悔しかしていません。
Lulea~Haparanda~Kemi間は、インターレイルパスを使っての初めてのバス移動。基本的にトーマスクックに乗っている路線は、バスであろうとフェリーであろうとインターレイルパスが使えるようです。(追加料金が取られることもあります。詳しくはこちら。)
16時にKemiに到着しました。Kemiからはフィンランドなのです。時差はフィンランドの方が1時間早いためスウェーデン時間の15時にKemiに到着したことになります。
ちなみにヨーロッパの多くの国はシェンゲン協定が結ばれているために、パスポートを見せることなく国と国とを行き来できるのです。(便利な反面、国境を越えたのかわかりません。)
出発まで約3時間半も暇を持て余していたので観光でもしようと思ったのですが、寒さとKemiの何も無さによって断念せざるを得ませんでした。お菓子を購入し、夜行列車に備えます。
北欧モダンの立派な家ではありません。Kemi駅です。こんなに小さな駅なのに本当にヘルシンキへの夜行列車がやってくるのか、急に不安にさせられます。
そんな僕の不安を見越してか、さらに不安を煽るかのように平然と遅れてきた夜行列車。ちょっとイラっとしましたが予定通りの列車に乗ることができて安心しました。
もちろん駅のホームの写真もなければ、電車の中の写真も残されていませんでした。
明日の早朝にヘルシンキに到着します。
17日目:ヘルシンキ観光してフェリーでポーランドのグディニャに行ってみた。
15日目:ノルウェーのナルヴィク駅へフィヨルド日帰りツアー。
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