
トルコの首都イスタンブール 。観光地として栄えているイスタンブール歴史地区は世界遺産にも登録されています。
現在、不安定な情勢が続くトルコについて、ちょっと調べてみましたのでそちらも紹介していこうと思います。
現在のテロやシリア国境付近の治安について!
まず旅行記の前に、現在のトルコの治安について。外務省の海外安全ホームページによるとイスタンブールは十分注意する必要のある地域として紹介されています。
ここ1週間ほどの間に左翼系反政府武装組織の銃乱射事件や自爆テロが発生したことが原因だと考えられます。最近こういった事件が周辺国で多発しているだけに、旅行を計画されている方は、常に最新の情報を入手することを心掛けてください。
そしてシリアとの国境について。こちらはイスラム国の影響だと思いますが、国境すべての地域に退避勧告が出されています。また国境近くの地域、イラクとの国境付近にも渡航延期勧告が出されています。ジャーナリストのような方でない限り自ら近づくことはないと思いますが、かなり危険な地域になっているということなので、ここで紹介させていただきました。
このあと、僕のイスタンブール観光の記事が続きますが、当時は現在ほど危険とは言われていませんでした。なので、いつも通りゆるい旅日記になっています。
ブカレストからイスタンブールへ鉄道で移動
ブカレストから夜行列車でイスタンブールへ向かっている最中に事件は起こりました。
列車に揺られながら気持ちよく眠りについていたところに突然車掌がやってきたのです。いつものように国境越えのパスポートチェックかチケットの確認だと思い身体を起こすと、列車から降りるようにと命じられました。外はまだ真っ暗だったので、イスタンブールに到着していないことは一目瞭然。全く状況が把握できません。車掌に何が起こっているのかを尋ねてみると、ここからバスに乗り換えて国境を越えなければならないとのことでした。まだトルコに入国すらしていなかったのです。
バスに乗って無事に国境を越えると、今度は何もない駅で降ろされました。ここで列車に乗り換えるようです。どれくらい待つのかわからない状態で、来るのか来ないのかわからない列車を待ち続けました。
1時間後には列車がやってきたのですが、この時すでに3時半。起こされてからかなりの時間が経っていました。
寝台席のために追加で約3000円も払っていたのに、この駅から普通の席に座らされたことにはさすがにムカつきましたね。
もともと予定していた時刻より遅れること2時間。午前10時にイスタンブールに到着しました。
この日も夜行列車でギリシャへ向かうため、観光の前にチケットを予約しに窓口へ行ったのですが、ギリシャに行く列車はないとのことでした。トーマスクックには載っていたので、おそらく一時的なものだと思います。
窓口のおばさんによると、バスはたくさん運行しているのとのこと。インターレイルパスは使えないのが悔しいですが、しょうがないのでバスで行くことにしました。
イスタンブールのバスターミナルには色んなバス会社のがずらりと軒を連ねています。どこのバスに乗ればいいのか悩んでいると、東ヨーロッパではお馴染みのおっさん(道案内を生業にしている人)に話しかけられました。今回は本当に困っていたので、2ユーロくらい払うつもりでおっさんにお願いすることに。
テッサロニキまで行きたいと伝えると、任せとけと言わんばかりの顔で道案内が始まりました。そしておっさん曰く一番安いバス会社へ。おっさんは本当に仕事のできる道案内人でして、バス会社まで連れて行ってくれるだけでなく、窓口でテッサロニキ行きのバスのチケットの手配までしてくれたのです。ここまでやってもらって2ドルしか払わなかったら怒られるのではないかと心配になっていたのですが、バス会社の人から紹介料であろう10リラ(約450円)を受け取り笑顔で僕の元を去ってきました。客からではなく会社からお金を貰う。これがプロの道案内人なんだなと感心しました。
バス会社に荷物を預けて観光へ行きました。
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イスタンブール観光
国民の99%がイスラム教徒のトルコにはたくさんのモスクがあります。
名前も知らないモスクに潜入。ひんやりとした室内は居心地抜群でした。
僕はモスクの天井に描かれてる模様を見るのが好きなんですよね。なんか吸い込まれそうなあの感じがたまりません。宗教には興味ありませんが、ずっと中にいたい気分にさせられます。
ローマ帝国時代に作られたヴァレンス水道橋。
15世紀に建てられたトプカプ宮殿。観光名所なだけあって、たくさんの日本人観光客がいました。
宮殿の中庭は憩いのスペースになっています。
宮殿からアジア側のトルコを見ることができます。ちなみにトルコの96%はアジア側にあります。
現在は博物館となっているアヤソフィア。イスラム教のモスクのような外観ではありますが、4世紀から15世紀まではキリスト教の聖堂だったそうです。その後モスクとして使われるようになりました。
スルタンアフメト・モスク(通称:ブルーモスク)。「世界で最も美しいモスク」といわれ、沢木耕太郎さんの「深夜特急」にも登場したことで有名です。
何か事件があったみたいです。当時からあまり治安は良くなかったのかもしれません。
とはいえ、どこを歩いても危険を感じることはありませんでした。物乞いの多さだけは異常でしたけど。イスタンブールの物乞いのしつこさ半端なかったです。そのしつこく付きまとうエネルギーを違うところに向けられたら成功者になれると思うんですけどね。
イスタンブールにはバザールと呼ばれるお店が集まるモールのようなものがいくつかあります。
バザールを歩くと日本語でしつこく売り込みをしてきます。本当に親日国なのかと疑いたくなるほどのしつこさで、物乞いにも引けを取りません。
夜になり、ギリシャへと出発します。テッサロニキまで90リラ(約4000円)のテレビも付いている豪華なバスでした。
トルコとギリシャの国境はこんな感じでした。こんなとこで一人降ろされたら泣きます。
38、39日目:メテオラ 世界遺産・天空の修道院群!アテネへ鉄道で移動!
36日目:ブカレスト治安の良し悪し以前に駅には罠が…!ソフィアから移動!
イスタンブールを紹介する動画!字幕も付いているので英語の勉強にもなりますよ!
素敵なブログですね♪
自分も旅してる気分になれました。
ありがとう。
ありがとうございます!
とても嬉しいです!!