
これからスウェーデンのキルナでオーロラを観たい!という方のために、キルナの情報を提供したいと思います。 僕自身、地球の歩き方とか持っていなかったので、微量のネット情報を頼りにキルナにやって来たのです。情報が全然ないと人間不安になるもんなんですよね。
この記事がそういった方の役に少しでも立てば幸いです。ちなみにストックホルムからの夜行列車については昨日の記事に書いてありますので。
天気について。
2日目にしてこれを言ってしまうとネタバレになってしまいますが、3日間快晴でした。冗談抜きで雲一つとして確認できないほど快晴でした。写真見てもらえばわかると思いますが、とにかく無駄に晴れ渡っていましたね。
これはキルナの年間気象データなんですけど、降水量をみると2、3、4月は特にが少ないようです。(ちなみに、訪れた時は2月でした。)オーロラを観るならこの時期がお勧めかと思いますが、それでも二日に一回は雪か雨が降る計算なんですね。
それにしても1、2月の寒さは異常です。まさか、こんな寒いところにダウンコート持ってこない人間がいるなんて…
2日目の昼。本を読むくらいしかやることがないので、散歩に出かけました。
こんなに寒いのに氷の椅子に座るバカなんて、普通に考えていませんよね?ただ一人、僕を除いては…
なんかカッコイイ家を発見したので、中に入ってみることにしました。
なかなかオシャレな電気が設置されている教会でした。
こんなに人口いるの?と疑問に思ってしまうほど、そこには多くの椅子が設置されていましたよ。
オーロラが出現する確率(自分調べ)
昨日も書きましたが、夜のキルナは−20℃というものすごい寒さなんです。どれくらい寒いのかと言いますと、これくらい寒いのです。
ビールの缶が破裂するくらい寒いのです。破裂とか大袈裟に言ってみましたが、中身が漏れてきちゃうくらいの寒さです。出てきた泡が凍ってしまうほどの寒さです。
22時頃、オーロラを観にキャンプ場へ向かいました。この日は奇跡的に満月の奴がいませんでした。昨日散々邪魔をしてくれた満月の奴がいませんでした。よく仕組みはわかりませんが、とにかく奴がいなくなったことに喜びましたね。
ただ、キャンプ場に着くと、そこは昨日とは全く別の場所かと思ってしまうほど真っ暗に。この時初めて満月の明かりの偉大さを知りました。都会に住んでいたら一生気がつけなかったことです。大昔の人たちは満月の日は確実に夜遊びしていましたね。それくらい偉大。その習慣は今でも残っていて、十五夜やフルムーンパーティなどがまさにそれなんだと思いました。
月明かりがないと真っ暗すぎて、昨日行った場所へは行くことができませんでした。それにしても昨日はよくあんなに奥地までいったなというくらい奥まで歩いていました。動物に襲われたら確実に死んでましたよ。驚くくらい大自然の中なんです。白くまとか狼とか存在するのか分かりませんが、もし遭遇していたらと思うと…。
一応、オーロラ観測の現地ツアーとかもあるんですよ。2時間595kr(約8500円)であるんですよ。でも、高すぎるじゃないですか。そんな金あったら貯金するし。だから一人で暗闇の中をひたすら歩いていたんですけど、一歩間違ったら死んでましたからね。ちょっと前にも、カナダのイエローナイフにオーロラを観に行った日本人の女性が行方不明になった事件がありましたよね。あれも、もしかしたら白くまや狼の仕業かもしれません。観測の仕方については自己責任でお願いします。
この日は、待つ事たったの10分でオーロラが姿を現したのです。それも満月がいないことにより、昨日よりもワンランク明るめのオーロラが。
あまり期待していないと思いますが、一応写真も載せておきますね。笑
昨日よりも明るかったので綺麗に写真に収めることができました。苦笑
これを肉眼で観たときの感動と言ったら。まあ残念ながら、この感動を分かち合える人が一緒にいなかったんですけどね。間違っても、オーロラを一人で観に行ったりしないように。
このままだと、オーロラの良さが伝わらないと思ったので、写真をお借りしてきました。実際に観たらこんな感じですので。
綺麗ですよね。これを一人ぼっちで観る切なさ。その切なさはまさに罰ゲームの如し。
ちなみにキルナのオーロラ出現率について。
これもネタバレになってしまいますが、3日目も普通に観れました。このデータから推測するに、晴れていれば観れるんだと思います。凍死しない程度に粘れば出現確率は100%です。
15日目:ノルウェーのナルヴィク駅へフィヨルド日帰りツアー。
13日目:ストックホルムからキルナへ。寝台列車で16時間半かかりました。
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