
カンボジア王国の首都プノンペン。昨年、日本の「イオンモール」がオープンしたことで話題となりました。
そんなプノンペンに行ったときに、訪れておきたい2つのおすすめ観光スポットを紹介したいと思います。
キリングフィールド
キリングフィールド
8:00~17:00(無休)
入場料 5ドル
中心地からトゥクトゥクで約30分(往復で10ドル前後)
チュンエク村にある「キリングフィールド」。ポルポト政権時代の処刑所でした。
上の写真は、掘り出された8985柱の遺骨が安置されている慰霊塔です。おびただしい数の頭蓋骨が何段にも渡り展示されています。大きな穴の開いた頭蓋骨がたくさんあり、当時の恐ろしさを物語っています。銃弾は弾がもったいないからという理由で、ナタや斧で殴られたんだそうです。
ポルポトは知識人を敵視していて、わずか3年8ヶ月の政権下で国民の3人に1人、およそ200万人もの命を奪いました。
こちらは、敷地内に無造作に埋められていた遺体を掘り起こした跡です。
今なお雨が降ると、土の中から衣類や遺骨が出てきます。まるで早く見つけてくれと言っているかのようですね。
ポルポトは処刑された人の家族が反政府勢力になることを恐れ、幼い子供までも処刑していました。
こちらは有名なキリングツリー。赤ちゃんの足を持って、この木に打ちつけたそうです。
僕はポーランドにあるアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所にも行ったことがありまして、そこでも恐ろしい過去を目の当たりにしてきましたが、カンボジアのキリングフィールドではひと味違った恐ろしさを感じることとなりました。
ガスや銃弾を使用していたアウシュビッツとは異なり、ナタや斧といったかなりアナログで残酷な方法で処刑していたこと、想像しただけで顔をしかめてしまうほどに胸が痛くなりました。
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王宮
王宮
8:00~11:00, 14:00~17:00(無休)
入場料 6.25ドル
カンボジア王国という国名から分かる通り、カンボジアには国王が存在します。こちらの王宮は、現在の国王であるシハモニ国王の居住の場となっています。
こちらは王宮の中にある即位殿。実際に国王が生活されているということもあり、王宮内には立ち入り禁止区域もありますが、王宮とその隣りにあるシルバーパゴダの広い敷地を見学することができます。
仏教行事が行われるシルバーパゴダ(銀寺)の中は一般公開されています。
もともと木造の建造物だった王宮は、フランスの建築家によって今のスタイルに再建されたそうです。黄金に輝く宮殿はプノンペン観光の目玉だと思います。
王宮のすぐ側をトンレサップ川が流れています。
トンレサップ川には、日本の援助によって造られた「カンボジア日本友好橋」が架かっているのですが、今年、その橋のすぐ隣に中国の援助によって「中国橋」なるものが造られました。果たして同じところに橋が2つも必要なんでしょうか。
橋ネタのついでに書いておきますが、最近カンボジアへの中国からの投資が半端ないみたいです。シンガポールのマリーナベイサンズをそのまま丸パクりした「Riviera」という高層マンションの建設まで始まっているみたいです。
日本のイオンモールも含め、中国マネーが大量に入ってくるプノンペンは、これから急速に発展してくことになりそうです。
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