
Gustaw Jot/Preikestolen, Norway
死ぬまでに行きたい場所シリーズ第一弾は、ノルウェーにあるリーセフィヨルドの一枚岩プレーケストーレン。水面からの高さが600mもあるプレーケストーレン、ノルウェー語で演説台という意味なんだそうです。
軽度の高所恐怖症ではありますが、いつかはここを訪れて崖の先に座って足をプラプラさせてみたいものです。(想像するだけで手に汗握ります。汗)
ベストシーズンは?
ノルウェーは日本から果てしなく遠い場所にあって、日本人にとってはあまり馴染みのない国ですよね。僕はオスロとナルヴィクという街に立ち寄った程度ですが、一度だけノルウェーを訪れたことがあります。
冬のノルウェーはとにかく寒くて、首都オスロの中央駅周辺ですら、スキーを持ち歩く人が大勢いるという現実を目の当たりにしました。(駅から10分くらいのところにスキー場があるみたいです。)
そんな北欧の寒い国ノルウェー。プレーケストーレンにはいつ頃訪れるのがベストなのか?
調べてみたところ4月から10月ごろが観光シーズンとのこと。それ以外の時期では地面が滑りやすくなるためプレーケストーレンへ訪れることはできないようです。冬のトレッキングは非常に危険ですので。
何よりも、プレーケストーレンの上が凍っていたら起こってはならない事件が起こりかねません。
プレーケストーレンへの行き方。
日本からはツアーで行く方法もありますが、せっかくなのでここではオスロから列車とフェリーとバスで向かう方法を紹介します。ツアーで行くのであればツアー会社まで辿り着くことさえできれば、プレーケストーレンには行けたも同然ですからね。
流れとしては大体こんな感じです。
オスロ→スタヴァンゲル→タウ→登山口→プレーケストーレン
このブログではおなじみ、トーマスクックのヨーロッパ鉄道時刻表。
オスロ中央駅からスタヴァンゲルまで約8時間。長時間移動なので夜行列車(22時47分出発)があるのは魅力的です。宿代が浮きます。
スタヴァンゲルからはフェリーに乗り換えます。チケット売り場はなく、船の中で支払うスタイルのようです。一緒にプレーケストーレンの登山口までのバスのチケットも購入できるみたいですよ。
お値段は合わせて250NOK(約4000円)。さすが北欧、なかなか割高です。
タウからバスに乗り換えておよそ30分で登山口に到着。そこからプレーケストーレンまで歩いて約1時間かかるそうです。
途中、若干険しい道もあるとのことなので、スニーカーやトレッキングシューズがあると良いかもしれません。
スタヴァンゲルからは予約不要のボートツアーなるものも出ていて、リーセフィヨルドからプレーケストーレンを見上げることもできるようですよ。
転落事故はずっと起こらなかったけど…
ご覧の通り、断崖絶壁です。しかし、プレーケストーレンには柵やフェンスといった類のものが設置されていません。
カンボジアの世界遺産プレアビヒアにも、これに似たような絶壁があるのですが、そこにも柵は設置されていませんでした。死ぬ気でギリギリのところに立ったことは今でも鮮明に覚えています。
この写真では伝わりにくいかもしれませんが、なんと地上からの高さ625mもあるんです。それなのに後ろのおっさんが、普通に背中を押してきます。大人になっても子供心を大切にするとは、まさにこういうことなんです。
失礼かもしれませんが、カンボジアの崖に柵がないことは理解できます。ただ、なぜノルウェーともあろう国の断崖絶壁に柵がないのか。こちらはいささか疑問であります。
年間およそ20万人訪れると言われるプレーケストレーンですからね。毎年20万人が危険と隣り合わせということになります。なりますが、実はこれまで柵がなくても人が落ちたりすることがなかったそうです。2013年までは…
2013年にスペインの観光客が誤って転落してしまったそうです。そして警察の記録によるとその方が初めての転落者だったそうです。柵があればそんな悲しい事件は起こらなかったかもしれないのに…
それでもあの断崖絶壁に柵をつけないところが、ノルウェーの凄さでもあります。これがもし日本だったら縁から1mのところに鉄の柵が設置されるはずですからね。
実はノルウェーには、さらに危険な場所があるのです。
Thomas Frost Jensen/So this is where we are Trolltunga, Norway
「トロルの舌」と呼ばれる舌のように突き出た岩。ここにたどり着くまでに5時間近く歩くとのことです。
高いところが大好きな方、トレッキングが大好きな方、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか!?
でも転落だけはしないように気をつけて下さいね…
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