
毎年11月2日前後に行われる「死者の日」の行事。2015年は11月1日(日曜日)に開催されました。
100年以上前から続くこの行事では、墓地にて天にいる先祖と繋がるために凧揚げをします。グアテマラのサンティアゴ・サカテペケスは死者の日の凧揚げで有名ということだったので行ってみることにしました。
アンティグアからサンティアゴまでの直行ローカルバスがなかったので、旅行代理店にて往復のバスチケットを購入しました。料金は35ケツァール(約550円)。まあまあ安いですね。
ローカルバス(チキンバス)を乗り継いで行く場合は、グアテマラシティ行きのバス(所要30分、5ケツァール)でサン・ルーカス・サカテペケスで下車。そこからサンティアゴ・サカテペケス行きのバス(所要20分、2ケツァール)に乗り換えて行くことができます。
出発予定時刻から遅れること1時間。ようやく出発です。そこはいくらお金を払っていようが、何人もの人が待っていようが、グアテマラタイムです。
約1時間でサンティアゴ・サカテペケスに到着しました。
子供の方に目が行きがちですが、お母さんの頭の上の荷物、なかなかすごくないですか。
墓地に近づくにつれて、人が多くなっていきます。
バスを降りてから歩くこと約30分。墓地に到着。意外と遠かったです。
墓地の中には、直径10mくらいありそうな巨大な凧がたくさん並べられていました。
これは揚げるものではなく観賞のための凧みたいです。これを制作するのに1年位かかるんだとか。
風によって巨大な凧が倒れてしまいました。こんなデカいものの下敷きになったら大変です。巨大凧の側では、くつろがない方が良さそうです。
人様の墓とか一切お構いなしに乗ったり、座ったり。こういうしっかりしたタイプの墓ならまだいいんですけど、、
土で作られたお墓の上を、平気で踏みつけているようなバチ当たりな輩がたくさんいたことには正直驚きました。しっかり足跡が残っていますからね。
大きいもので2mくらいありそうな凧から子供用の小さな凧まで、たくさんの凧が揚げられていました。
2mクラスの巨大な凧の糸が切れたときの子供。ショックを受けていますね。
子供といいましたが、観光客にお菓子を売っているビジネスマンです。生きるために、こんなに小さい時から苦労をしているんです。
こちらはおそらく金持ちの子供かなんかでしょう。普通に凧揚げを楽しんでいました。
こんな純粋な笑顔で何かを楽しんだことは、ここ15年以上はない気がします。大人になるって嫌ですね。
実際に2mクラスの凧を揚げるところ。いい風に乗らないと墜落してしまうのでなかなか難しそうでした。
たまに凧が落ちてくるんですけど、下手したら大惨事になるってくらいの勢いで落ちくるんです。なので観光客も命懸けなのです。
帰りは1時間半以上遅れての出発。ツアーに申し込んだことで、合計で2時間半も時間を無駄にしてしまいました。
ツアーなら楽だと思ったんですけど、実際のところ値段に見合ったものではないなと。もしアンティグアからサンティアゴ・サカテペケスへ向かうのであればチキンバスを乗り継いで行った方が値段的にも時間的にも良いかと思います。
ちなみに僕が申し込んだツアー会社は「BARCO EXPEDITIONS」というところでした。他で申し込んだ人も、一緒に行く場合があるので、似たような値段だったときには要注意です。
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