
世界で最も美しい都と言われるベネチア。 「ベニス」「ヴェニス」「ヴェネチア」「ヴェネツィア」など他にも様々な呼び方があってかなりややこしい街ですが、イタリアに来たら間違いなく訪れておくべき場所だと思います。
ナポリからベネチアへ
ナポリ駅を21時50分に出発した列車は朝の5時半過ぎにベネチア・メストレ駅に到着しました。高速列車ALTA VELOCITA (AV)に乗れば所要わずが5時間で到着できますが、貧乏バックパッカーは夜行列車を使うことで節約をするのです。
仮眠をとろうと思って目星をつけていたホステルに向かったのですが、朝早すぎて閉まっていました。しかし、奇跡的にドアに鍵がかかっていなかったので、ロビーに置いてあるソファーで勝手に寝かせてもらいました。
8時過ぎにようやく受付のお兄さんがやってきたので、手続きを済ませてシャワーを浴び、観光へ出発。
イタリアはだいぶゆるい感じの国なので、朝の8時であってもチェックインをさせてくれるところがあります。ホステルの名前は忘れてしまいましたが、メストレ駅にありドミトリーで1泊15ユーロとお手頃の価格となっていておすすめです。
ベネチア・メストレ駅から電車に乗って橋を渡り、ベネチア・サンタ・ルチア駅にやってきました。
駅のすぐ向かい側にはカナル・グランデという大運河が流れています。
ヴァポレットと呼ばれる水上バスに乗って、観光の中心地サン・マルコ広場へと向かいます。ヴァポレット12時間乗り放題のチケットは16ユーロで購入することができます。
ベネチアってこんな感じです。津波とかきたらやばいです。
海と教会の距離感。船から降りたら2秒でお祈りができます。
ベネチアの交通手段は、ヴァポレット(水上バス)以外に、モーターボート(水上タクシー)やゴンドラといった乗り物があります。
海に囲まれているベネチアですが、意外と釣りは流行っていませんでした。僕が見かけた釣り人はこのおっさんくらいでした。
ベネチアには車がないんです。つまり、ひき逃げとか飲酒運転という概念もないんだと思います。
交通事故がないだけでなく、治安もすごく良いみたいなので過ごしやすそうです。
ベネチアでは世界三代カーニバルの一つが毎年行われています。仮面舞踏会のようなカーニバルで、日本のコスプレイベントみたいな感じで街中すごい格好をした人が歩き回っているそうです。
サン・マルコ広場。右に見える鐘楼は8ユーロ払えば登ることができます。もちろん、そんな贅沢はできませんでしたけどね。
サン・マルコ寺院は9世紀に建てられた歴史ある寺院なんです。11世紀頃には今の美しい姿になっていたそうで、1000年前からイタリアはセンス抜群だったことが伺えます。
ベネチアにはこんな感じの小さな運河が島中に張り巡らされています。
運河のある狭い路地を歩いていると、突然広場に出くわしたりします。不思議な街ですね。
たまに行き止まりもあるのでご注意を。
ベネチアといえばゴンドラ。なのでゴンドラに乗らないと始まらないじゃないですか。でも、ゴンドラって40分で80ユーロくらいするんです。それも無駄に6人乗れるという。
1人で10ユーロだったら絶対に乗っていたんですけど、いくらなんでも80ユーロは破産してしまうので、残念ながら憧れのゴンドラを断念することになりました。
本土で購入してきた冷蔵庫を船で運んできて、窓から一生懸命引き上げている場面をテレビで見たことがあります。美しい街並みを維持するため、住民たちは大変な苦労も伴っているのです。
それでもこんな綺麗な街に住めるのであれば、冷蔵庫を窓から引き上げるくらいの労力なんて厭わないかな。
そういえば以前アムステルダムが「北のヴェニス」と呼ばれているという話をしたことがありますが、ぜんぜんレベルが違いましたね。
本物のヴェニスでは、運河は住民の生活に欠かせないものです。アムステルダムの運河では運航している船をほとんど見ませんでしたから。あれは何に使ってるんでしょうか。運河以前の話で、地面におっぱいが埋め込まれているような街はヴェニスの名に相応しくないと思います。
ベネチアの本島の近くにはいくつもの島があります。僕は行っていませんが、ブラーノ島という島ではカラフルな建物がたくさん並んでいて、人気の観光スポットとなっているみたいです。
僕はこの記事を書きながら素敵な島の存在を知り、行けなかったことを全力で悔やんでいます。これからベネチアに行かれる方は是非訪れてみてください。そして僕の分まで楽しんできてください。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会。海の近くにあるから、カメラに収まりきらないんですよね。それなのにウィキペディアによると、この教会は「イタリアで最も写真におさめられる場所となっている。」そうです。
こういう街を観光すると、あっという間に時間が経ってしまいます。何をしていても楽しいんです。スーパーでサラダとビールを買って運河を見ながら食べたりするだけで、素敵な思い出になってしまうのです。
ただ、一人旅にはちょっと寂しい場所でもあります。次は一人ではなく誰かと訪れたいなと思います。
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